おせちに欠かせない華やかさ「海老の旨煮」

華やかなおせち料理の中でも、鮮やかな緋色で豪華さを添える海老の旨煮。海老は見た目の美しさだけでなく、長い髭や曲がった腰が長生きをした老人にたとえられ、長寿の象徴とされています。ひとつひとつの食材に意味があるおせち料理。海老の旨煮には新しい一年を健康で、そして腰が曲がるまで長生きできますようにとの願いが込められています。

つくりかた

【材料／4人分】
久右衛門だしパック　‥‥1袋
水　‥‥1と1/2カップ（300ml）
車海老　‥‥8尾
A［酒大さじ2、みりん大さじ1、醤油小さじ1］
①　車海老は海水程度の塩水で洗う。
②　①を「つ」の字に曲げ、頭のつけ根から尾の関節にかけて爪楊枝を刺して留める。
③　小さめの鍋に分量の水と久右衛門だしパックを入れて強火にかける。沸騰したら弱火にして2分加熱し、だしパックを取り出す。Aを加えて調味し、中火にかける。
④　③に②の海老を入れる。煮立ったら弱火にし、３分煮て火を止める。煮汁に漬けたままで冷ます。
⑤　④のあら熱がとれたら、煮汁ごと保存容器に入れる。冷蔵庫で保存する。

今日のポイント
海老の身が固くならないよう、弱火で短時間加熱するのがポイント。冷ましている間の余熱でも火が入るので、加熱時間が短くてもきちんと火が通ります。煮汁に漬けたまま、冷蔵庫で２～3日保存が可能です。