明治18年に初代 林久右衛門が鰹節問屋を創業したのは三重県四日市。その頃からお雑煮は鰹節をたっぷり使ってだしを取っていました。昭和28年に福岡の地に移った時、博多雑煮に欠かせない「かつお菜」の美味しさに出会います。それ以来、具材に風味豊かなかつお菜が加わり、より旨みが増したお雑煮で新年を迎えます。濃い目のだしをよく吸った寿司揚げに、ほんのり苦味があるかつお菜が絶妙な、久右衛門に代々伝わるお雑煮をぜひお楽しみください。
明治18年に初代 林久右衛門が鰹節問屋を創業したのは三重県四日市。その頃からお雑煮は鰹節をたっぷり使ってだしを取っていました。昭和28年に福岡の地に移った時、博多雑煮に欠かせない「かつお菜」の美味しさに出会います。それ以来、具材に風味豊かなかつお菜が加わり、より旨みが増したお雑煮で新年を迎えます。濃い目のだしをよく吸った寿司揚げに、ほんのり苦味があるかつお菜が絶妙な、久右衛門に代々伝わるお雑煮をぜひお楽しみください。
【材料/4人分】
ふわっと ‥‥1と1/2袋(60g)
水 ‥‥5カップ(1000ml)
A[酒・みりん・濃口醤油 各大さじ3、塩 ふたつまみ]
角餅 ‥‥4個
かまぼこ(赤) ‥‥2/3本
寿司揚げ ‥‥2枚
かつお菜 ‥‥1枚
① かつお菜は長さを2等分して茹で、3〜4cm幅に切る。
② 寿司揚げは2等分にし、油抜きをする。かまぼこは1cm厚さに切る。
③ 鍋に分量の水を沸騰させ、ふわっとを加える。弱火にして5分煮出す。
④ ③の火を止め、ざるで漉す。
⑤ 旨味を十分に抽出するため、菜箸で押しながら絞る。
⑥ ⑤を火にかけ、Aで調味する。角餅、油揚げ、かまぼこを入れて沸騰させないようにあたため、餅が柔らかくなったら火を止める。
⑦ 器に具材をよそい、かつお菜を添え、だしをたっぷりかけていただく。
今日のポイント
たっぷりの鰹節を惜しみなく使うのが最大のポイントです。シンプルな具材がだしの深い旨味を引き立てる、相性抜群の組み合わせ。かつお菜がない場合は、小松菜や菜の花などのほろ苦い青菜を使うとよいでしょう。
本枯鰹節
一切の妥協を許さず、選び抜いた 上質素材が味の決め手。