おせちやお祝いの膳を紅白で彩る「だしなます」

お正月のおせち料理の定番のひとつ、紅白なます。おめでたい席に用いられる紅白の水引を細長く切った大根と人参で鮮やかにあらわした縁起物です。この「だしなます」は、疲労回復の効果が期待できるお酢をたっぷり使いながら、だしでまろやかに整えました。爽やかに香る柚子は見た目にも美しいアクセントを添え、お正月やお祝いの席を清々しく彩ります。

つくりかた

【材料／4人分】
久右衛門あわせだしパック　‥‥1袋
水　‥‥1カップ
大根　‥‥300g
人参　‥‥1/8本（25g）
塩　‥‥小さじ1
柚子　‥‥1/2個
赤唐辛子（乾燥）　‥‥1本
A [酢1/2カップ、砂糖大さじ3]
①　鍋に分量の水、久右衛門あわせだしパックを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして２分加熱する。だしパックを取り出す。
②　大根は皮を厚くむく。縦に薄く切り、できるだけ細い千切りにする。人参も同様に皮をむき、細い千切りにする。
③　②をボウルに入れ、分量の塩をまぶし、軽くもんでしんなりするまでおく。
④　柚子は白いワタが入らないよう注意して、皮の部分だけをむき、極細の千切りにする。残った実から果汁を絞る。
⑤　赤唐辛子は種を除いてぬるま湯に浸けて戻し、④の柚子の皮と同様に極細の千切りにする。
⑥　ホーローやガラスの保存容器（酸に強い材質）に①のだし、Aを入れて砂糖が溶けるまでよく混ぜる。そこに④の柚子の皮と果汁、⑤の赤唐辛子を入れ、③の大根、人参を固く絞って加えなじませる。冷蔵庫で保存する。

今日のポイント
大根と人参の水気はしっかりと絞ります。余分な水分が抜けた後は、だし酢が薄まることなく、しっかりと素材に染み込むので美味しく仕上がります。